財布を紛失した場合、損するのはお金だけではありません。
カード類、免許証、保険証など財布は個人情報の塊です。
財布を無くした時にいかにちゃんとした対処ができるかが、情報漏えいを防ぐカギであり早く財布を取り戻す唯一の手段です。
手順をざっくりいうと
- 立ち寄ったお店や交通機関に電話
- すぐに見つかりそうになければ直ちにカード類の使用停止
- 警察に紛失申請
- 身分証明の再発行
です。
以下で対処法の詳細と、返還率を高める予防策を説明します。
財布を落とした時の対処法
STEP 1 立ち寄った場所、お店、利用した交通機関へ電話する
すぐに行ける距離であっても電話して確認しましょう。(その場にいるなら店員に尋ねる)
お店や交通機関は落とし物を見つけるとすぐに保管するので、その場所に行って探しても見つからないことがほとんどです。
(保管された落とし物は数日後に警察に引き渡されます。)
財布を失くしたらすぐにカード類を使用停止にしろと言われますが、早まってしまったら後で二度手間になるのでまずは落とした可能性のあるところ全てに連絡しましょう
日本人の財布の返却率は70%近いらしいです(地域による)・・・優しい!
僕はかれこれ3回以上財布を無くしてますが、全部この段階で帰ってきました。
STEP2 クレジットカード・銀行キャッシュカードの使用停止
連絡しても見つからなかった場合は、すぐに返却されることはなかなか難しいです。
うじうじと探し続けるのではなく、失くしたと割り切って悪用される可能性が高いカード類を使用停止しましょう。
カード契約会社に電話して停止手続きが出来ます(クレカ、キャッシュともに基本的に24時間対応しています。)
カード会社別紛失盗難窓口電話番号
●楽天カード
0120-86-6910
●JCBカード
0120-794-082
●VISAカード
1-449-3-641-2004 (海外で発行されたVISAカードは 006633-800-533 *国際FDのため携帯からは繋がらない場合アリ)
●マスターカード
00531-11-3886
●アメリカン・エキスプレス・カード
0120-020120 または 03-3220-6100
●アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
0120-010120 または 03-3220-6100
●セゾンカード
0570-064-107 フリーダイヤル 0120-107-242 (*コレクトコールの場合03-5992-8300)
●セブンカード(プラス),アイワカード
0422-71-7704(東京)06-6945-6678(大阪)011-281-1337(札幌)
この時に再発行手続きも同時にできますが、のちに警察に届けられていたら帰ってくる可能性もあるので、直近でカードを使う予定がない場合はしなくてもいいかもしれません(再発行には数週間、キャッシュの場合は1000円ほど費用が掛かる場合もあります。)
あくまで目安ですが財布は警察署に2カ月以内に届けられることが多く、それ以上かかった場合は帰ってこないかもしれません(以前警察の方に伺いました)
STEP3 最寄りの警察署に届け出る
知ってほしいのは、警察は財布を探さないということ
しかし、届け出をすることによって免許証や保険証の悪用した際にすぐに分かるようになります。
紛失した地域の警察署を利用したほうが、返却手続きが早くなります。
旅先で紛失して早めに気づいた場合は近くの警察署に行きましょう。
STEP4 運転免許証、保険証の再発行
身分証明書類は使用停止にするということはできませんので、再発行するしかありません。
また、普段通勤など車を運転する人は早い段階で運転免許証を再発行しましょう。
運転免許試験場へ行けば手数料2000~3000円と3時間ほどで再発行できます。
警察でも再発行はできますが1~2週間かかります(その期間に、免許証に代わるものはない)
STEP5 気長に待つ
先ほども言いましたが、日本は財布が持ち主のもとに帰ってくる確率は70%弱と非常に高いです。
しかし、中身も無事である確率はその半分の35%くらいです。
数日たって帰ってこなかったら、使用停止していたカードの再発行手続きを行いましょう。
財布だけなら数か月後帰ってくるかもしれません
財布の返還率を高める方法
オンラインサービスを利用する
落とし物ドットコムでは落とした物を検索できるサービスです。
仕組みは、見つけた人が拾ったものをサイトに登録してもらうことでその情報を共有できるようにしています。
また、自分で落とした場所と物の情報を登録して、呼びかけることもできます
財布に写真を入れる
これは失くしてからは遅いですが、また失した時に備えて対策をしておきましょう
財布の返還率は財布の中身で大きく変わります。
そして、それが良心や人情に訴えるものであればあるほど効果が期待できます
例えば
-
-
- 笑っている赤ちゃんの写真
- 子犬の写真
- 家族の写真
- 老夫婦の写真
- 慈善団体への証明書
-
などです。
特に、赤ちゃんの写真は返還率が約90%に跳ね上がるみたいです(外国で行われたテストによる)
また、動物愛が強い地域であればその動物の写真が入っていても返却率が上がります。
日本であれば子犬や子猫などの写真も有効と思われます。
また、写真が個人情報と一緒に流失される危険性もあるので、ネットで拾ったペットの写真とかの方が安全かもしれませんね。
財布を失くさないためのアイテム
今、財布紛失を予防するアイテムが開発されています。
MAMORIO

このようなタグ型の機器で、Bluetooth(無線)スマホなどと接続し(アプリ入れるだけ)手元から一定以上離れたらスマホに通知が行くシステムになってます。
財布などにつけておくことで置き忘れや盗難にすぐに気付けます。

また、GPSは搭載していないのですが、MAMORIOアプリを入れているユーザー同士で、情報を受信し合っているためおよその位置の特定もできます

財布だけでなく、失くしものが多い人は是非MAMORIOを検討してみてもいいでしょう
また、失くさないためのアイテムではないですが、簡単に身の回りの物の探し物を見つけ出せるアイテムがあります。
キーファインダー

これは、機器を張り付けて起き、遠隔でボタンを押すと機器からビープ音(けっこう大音量)を発してその位置を伝えます。
普段家の中などで失くしやすいリモコンや鍵などにつけると、見当たらなくなった時にすぐに探せて楽ちんです。

僕はいつも外出前に鍵が見当たらなくてあたふたする人なので重宝しています。
この記事のまとめ
- 立ち寄ったお店や交通機関に電話
- すぐに見つかりそうになければ直ちにカード類の使用停止
- 警察に紛失申請
- 身分証明の再発行
予防策では写真を入れたり、紛失防止アイテムを活用すること!
あなたの財布が見つかりますように。
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