新たな連休「キッズウィーク」というのが来年度から実施の検討されているようです。
キッズウィークとは
政府が来年4月から実施へむけて増設した新たな連休制度。
全国の地域ごとに小・中・高校を対象に夏休みなどの長期休暇の一部を他の平日に分散するしくみ
例えば、こんな感じ!
2018年8月

↓
2018年6月

通常の夏休み期間である8月の最後の週の休みを6月の頭に持っていき9連休になりました!
(個人的に一個も祝日がないの6月にキッズウィークを設定してほしいですね~
大人はどうなるの?
一見、子供だけの連休制度に見えますが、大人も休めるような制度を目指しています。
政府が企業などにキッズウィークに休暇を取るように強く要請していく予定らしい・・・
キッズウィークの目的とは?
キッズと名前についていますが、これは大人のための制度だと思います。
有給休暇の所得率の低さが大きな課題となっている今日、政府の掲げる「休み方改革」の一環としてこのキッズウィークを創設していると考えられます
また、ゴールデンウィークのように定着すれば、イベント化が進み経済効果や地域活性化へとつながることも期待されています。
キッズウィークは成功するのか
さて、本題です。結論からいうと、僕は成功しないと思います。
たとえ成功したとしても大きな効果は期待できないでしょう。
大人は休めない?
恐らく、キッズウィークで休める大人はごくわずかになると思います。
ゴールデンウィークと違って祝日でないため、サービス業などの業種によっては無意味な制度であり、政府が企業に有給休暇所得を促すように要請したところでそれを素直に実施する企業がどれだけあるかもわかりません。
プレミアムフライデーをの失敗
キッズウィークはプレミアムフライデーの延長です。
プレミアムフライデーとは日本国政府および経済団体連合会を中心とした、経済界が提唱・推進する、毎月末金曜日(フライデー)に、普段よりもプレミアムな生活を推奨する個人消費喚起キャンペーン。午後3時(15時)に仕事を終えることを奨励する働き方改革。2017年より実施。(出典:wikipedia)
プレミアムフライデーもキッズウィーク同様に休みを義務ではなく、努力義務であったため統計によると
プレミアムフライデーにより月末金曜に15時に帰った人は全体の4%しかいない(通常より早く帰った人は全体の17%)、とのこと。
キッズウィークも政府が「期間内に2日以上の休暇を取る」など具体的な義務付けと規定を定めなければ、ゴールデンウィークのように定着するのは難しいのではないだろうか・・・
夏休みの本来の意義からずれる
暑さによる勉強の効率低下に対して、学校外で普段はできない経験をしたり、宿題などにより自主的な学習と計画性を育む期間です。
夏休みを減らすというのは、本来の意義を無視してしまうことになります。
夏休みとは別に子供たちだけの祝日を設けるようにするべきです。
以上のような理由から、キッズウィークの成功は難しいのではないかと考えます。
ツイッターなど見るかぎり、
「夏休みが減る!」「社畜には関係ない!」「大企業だけ」
など反対意見の方が多い印象です。どうなるかはまだ分からないですけど僕が小学生だったら絶対嫌ですね。
大学生も休み分散してくれ!
大学生こそ休みを分散してほしいですよ。
日々の生活も高校までと比べ、きっちり決まっていないスケジュールで動いているため1週間にメリハリがありません。
また、大学生は基本的に夏休み春休み合わせて3カ月以上あります、その膨大な時間ですることもなく暇する人も多いでしょう。
それならその休みの半分くらいを各週に分散し、日々の疲れをいやしたり次の日への集中力ややる気を上げる時間に回したいです。
毎週3連休とか、2日に1回休みとか!!
こんなこと言ったら
「大学生なんて年中夏休みのようなもんだろ!」
と社会人の方から言われそうですけど(笑)
その方が貴重な大学生活を無駄に過ごさない気がするんです、超個人的ですけど!!
この記事のまとめ
・キッズウィークは学生の夏休みを分けてつくった休み期間
・大人たちもそれに合わせて休む要請(あくまで努力義務)
・祝日ではないため定着は難しい
・大学生も休み分散してくれ!!
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